Patek REF.2526 Tropical

備忘録ですが、トロピカルでの検索が多いので、ブログにプラスしてまとめました。



私のトロピカルで、所謂標準ものです。

YG

えくぼなし

2ピース

ブレス オリジナルゴールド


トロピカルは、陶器の文字盤で、ふどまりが悪かったのと、目的が南国なので、防水もかねて初期モデルからこのタイプにモデルチェンジしています。


かつて、500個しかないと言われたトロピカルですが、製造数はオークションハウスの調査で

製造個数は2750個で2,300個がイエロー、370個がピンク、50個がプラチナ、そして30個がホワイトとなっております。

この為、PT,WGといった白系は非常に稀で、高価で手が出ません。


当初20個ほど、3ピースケースでした。 防水の面からも特に有利でなくすぐ2ピースになってますので、3ピースはまず見ません。



2ピースはまずみないですが、所謂エクボはまあまああります。500個はあると言われています。

右がエクボで、これは初期型でインデックスを陶板に貼るのではなく、穴を開けて埋め込んでます。

そこが、陶器みたいに焼くときにへこむことから、エクボとなりますが、日本以外では余り珍重されません。

実物ではわかりやすいですが、写真では鑑別不能ですが、エクボのインデックスは6時に特徴があり、長いのです。

写真では右ですね。 (このあたりはon be half さんの調査が元になっています。 以前、私が調べた区別より合理的だと思い変更しています。)


私のは長さが間に見えますがエクボではありません。



で、ここからが手作りならではなのですが。


まず、ラグの形状が同じ年でも違います。


また、パテックのロゴの文字もそれぞれ違います。


インデックスも一定ではありません。


ロレックスではこういう処の差で、リダンなど見分けますが50年代のトロピカルは、そもそも、一定の形をしていません。


ただ、一個持ってきてみても、どう違うのかは判りにくい程度で、並べると案外違います。


トロピカルのゴールドの純正ベルトには何種類かあります。



当時のカタログでこれもon be half さんにありました。


左のが私のですが、右のタイプ以外にもブレスの中心部が盛り上がり、貝みたいなデザインのもあります。

パテック純正といいつつ、ブレス専門会社にパテックが特注してますので、数が少ないわりに種類は豊富です。


本来の目的からは金属ブレスの時計ですが、実際はほとんど革ベルトで売られたようです。金属ブレス単体はまず出てきませんので、付属している時計で本体のコンディションが良ければ、手に入れるべきでしょう。

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